「【速報】2025年IT導入補助金、採択率が大幅に低下!」

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補助金
作成日: 2025.07.25 更新日: 2025.11.28

【速報】2025年IT導入補助金、採択率が大幅に低下!

こんにちは、グロウアップパートナーズの浮島です。
HPをご覧いただきありがとうございます。

2025年度のIT導入補助金について、第1次・第2次公募の採択結果が発表されました。

「今年も去年と同じくらい通るだろう」そう考えていた事業者にとっては、意外な結果だったかもしれません。

2025年は想定を上回る“競争激化”の年となっています。
今回は最新の採択状況と今後の展望をわかりやすく解説します。

■ 第1次公募(締切:2025年5月12日)
申請数が急増、採択率は大きく低下

【申請総数:9,432者】
通常枠:2,979者
セキュリティ対策枠:7者
インボイス枠:6,446者

【採択総数:5,228者】
通常枠:1,511者(採択率 50.7%)
セキュリティ対策推進枠:7者(採択率 100%)
インボイス枠:3,710者(採択率 57.5%)

【ポイント】
・通常枠の採択率が 75.4% → 50.7%に急落
・インボイス枠も 95.2% → 57.5% に大幅低下
・申請件数は通常枠もインボイス枠も 2倍以上に増加

※「申請すれば通る」補助金ではなくなったといえます。

■ なぜ申請がここまで増えたのか?
1. 公募開始の遅れで“初回に集中”
2025年度は公募開始が昨年より約2ヶ月遅れました。
そのため初回公募に申請希望者が一気に集中したと考えられます。

2. 昨年の高い採択率で人気が急増
2024年は採択率が非常に高く、「通りやすい補助金」という認識が広がりました。

3. インボイス制度の完全運用
インボイス対応の必要性から、中小企業のIT投資意欲が大幅に増加したことも要因です。

■ 第2次公募(締切:2025年6月16日)
申請数がさらに増加、採択率はさらに悪化

【申請総数:11,292者】
通常枠:3,516者
セキュリティ対策枠:164者
インボイス枠:7,609者
複数社連携枠:3者

【採択総数:5,131者】
通常枠:1,447者(採択率 41%)
セキュリティ対策枠:89者(採択率 54%)
インボイス枠:3,592者(採択率 47%)
連携枠:3者(採択率 100%)

【傾向】
・申請数はさらに増加
・採択数は逆に減少
・採択率は 1次より約10%低下
・通常枠・インボイス枠はかなり厳しい状況

■ 今後の展望と注意点
申請件数は今後さらに増え、競争は激化する可能性

不採択だった事業者が再申請にまわるため、3次以降の公募は さらに採択率が低下する可能性 があります。

つまり、「昨年通ったから今年も通る」は完全に通用しない時代へ。

■ 採択率を上げるために必須となる対策
1. 「業務改善」が見える計画書を作る
IT導入補助金はシステム購入補助ではありません。
審査のポイントは以下です。

・業務フローの改善につながるか
・時間削減・生産性向上の根拠が示されているか
・経営課題に対するITの効果が具体的か

2. 費用対効果(ROI)の根拠を明確に
・時間削減の見込み
・人件費の抑制
・売上向上効果
・ミス削減効果
これらの数値化が重要です。

3. ITツール導入後の運用体制の説明
「導入しただけ」「使われないIT」への懸念を払拭する必要があります。

■ まとめ
2025年のIT導入補助金は明確に“狭き門”になりました。
・申請急増
・採択率低下
・再申請者増加予測

この状況で採択されるには、根拠ある計画書 × 実効性のあるDX計画 が必須となります。

もし申請をご検討されている方は、早めに計画を練り、戦略的に進めることをおすすめします。
グロウアップパートナーズでは、補助金申請の個別相談も受け付けています。

お気軽にご相談ください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もぜひご期待ください。

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